しおんしょう (四恩抄) ひらがな漢字交互文1

◎四恩抄 ひらがな漢字交互文1
(ごしょ935ページ1行目から939ページ14行目まで)

こうちょう 2ねん しょうがつ 16にち 41さい おんさく. 
弘長 二年 正月 十六日 四十一歳 御作. 

あたう くどう さこんのじょう よしたか いず いとうに おいて. 
与 工藤 左近尉 吉隆 於 伊豆 伊東. 

そもそも この るざいの みに なりて そうろうに つけて 2つの だいじあり. 
抑 此の 流罪の 身に なりて 候に つけて 二つの 大事あり. 

1には だいなる よろこびあり そのゆえは この せかいをば しゃばと なづく. 
一には 大なる 悦びあり 其の 故は 此の 世界をば 娑婆と 名く. 

しゃばと もうすは にんと もうす ことなり ゆえに ほとけをば のうにんと なづけ たてまつる. 
娑婆と 申すは 忍と 申す 事なり 故に 仏をば 能忍と 名け たてまつる. 

この しゃば せかいの うちに ひゃくおくの しゅみせん ひゃくおくの にちげつ ひゃくおくの ししゅう あり. 
此の 娑婆 世界の 内に 百億の 須弥山 百億の 日月 百億の 四州 あり. 

そのなかの ちゅうおうの しゅみせん にちげつ ししゅうに ほとけは よに いでまします. 
其の 中の 中央の 須弥山 日月 四州に 仏は 世に 出でまします. 

この にほんこくは その ほとけの よに いでまします くによりは うしとらの すみに あたりたる こじまなり. 
此の 日本国は 其の 仏の 世に 出でまします 国よりは 丑寅の 角に あたりたる 小島なり. 

この しゃば せかいより ほかの じゅっぽうの こくどは みな じょうどにて そうらえば. 
此の 娑婆 世界より 外の 十方の 国土は 皆 浄土にて 候へば. 

ひとの こころも やわらかに けんせいを のり にくむ ことも そうらわず. 
人の 心も やはらかに 賢聖を のり 悪む 事も 候はず. 

この こくどは じゅっぽうの じょうどに すて はてられて そうろう. 
此の 国土は 十方の 浄土に すて はてられて 候. 

10あく 5ぎゃく ひぼうけんせい ふこうふぼ ふきょうしゃもんとうの とがの しゅじょうが 3あくどうに おちて むりょうこうを へて. 
十悪 五逆 誹謗賢聖 不孝父母 不敬沙門等の 科の 衆生が 三悪道に 堕ちて 無量劫を経て. 

かえって この せかいに うまれて そうろうが. 
還つて 此の 世界に 生れて 候が. 

せんしょうの あくごうの しゅうけ うしなわせずして ややもすれば 10あく 5ぎゃくを つくり けんせいを のり. 
先生の 悪業の 習気 失せずして ややもすれば 十悪 五逆を 作り 賢聖を のり. 

ふぼに こうせず しゃもんをも うやまわず そうろうなり. 
父母に 孝せず 沙門をも 敬はず 候なり. 

ゆえに しゃかにょらい よに いで ましませ しかば. 
故に 釈迦如来 世に 出で ましませ しかば. 

あるいは どくやくを しょくに まじえて たてまつり. 
或は 毒薬を食に 雑て 奉り. 

あるいは とうじょう あくぞう  しし あくぎゅう あっく とうの てだてを もって がいし たてまつらんとし. 
或は 刀杖 悪象 師子 悪牛 悪狗 等の 方便を 以て 害し 奉らんとし. 

あるいは にょにんを おかすといい あるいは ひせんのもの あるいは せっしょうのものと いい. 
或は 女人を 犯すと 云い 或は 卑賤の者 或は 殺生の者と 云い. 

あるいは いきあい たてまつる ときは おもてを おおて めに み たてまつらじとし. 
或は 行き合い 奉る 時は 面を 覆うて 眼に 見 奉らじとし. 

あるいは とを とじ まどを ふさぎ あるいは こくおう だいじんの しょにんに むかっては じゃけんの ものなり. 
或は 戸を 閉じ 窓を 塞ぎ 或は 国王 大臣の 諸人に 向つては 邪見の 者なり. 

たかきひとを のるもの なんど もうせしなり. 
高き人を 罵者 なんど 申せしなり. 

だいしっきょう ねはんぎょう とうに みえたり. 
大集経 涅槃経 等に 見えたり. 

させる とがも ほとけには おわしまさざり しかども ただ この くにの くせ かたわとして あくごうの しゅじょうが うまれ あつまりて そうろう うえ. 
させる 失も 仏には おはしまさざり しかども 只 此の 国の くせ かたわとして 悪業の 衆生が 生れ 集りて 候 上. 

だいろくてんの まおうが この くにの しゅじょうを たの じょうどへ いださじと たばかりを なして かくことに ふれて ひがめる ことを なすなり. 
第六天の 魔王が 此の 国の 衆生を 他の 浄土へ 出さじと たばかりを 成して かく事に ふれて ひがめる 事を なすなり. 

この たばかりも せんずる ところは ほとけに ほけきょうを とかせ まいらせじ とがと みえて そうろう. 
此の たばかりも 詮する 所は 仏に 法華経を 説かせ まいらせじ 料と 見えて 候. 

その ゆえは まおうの ならいとして 3あくどうの ごうを つくる ものをば よろこび 3ぜんどうの ごうを つくる ものをば なげく. 
其の 故は 魔王の 習として 三悪道の 業を 作る 者をば 悦び 三善道の 業を 作る 者をば なげく. 
また 3ぜんどうの ごうを つくる ものをば いたう なげかず 3じょうと ならんとする ものをば いたう なげく. 
又 三善道の 業を 作る 者をば いたう なげかず 三乗と ならんとする 者をば いたう なげく. 

また 3じょうと なる ものをば いたう なげかず. 
又 三乗と なる 者をば いたう なげかず. 

ほとけとなる ごうを なす ものをば あながちに なげき ことに ふれて さわりを なす. 
仏となる 業を なす 者をば 強きに なげき 事に ふれて 障を なす. 

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ほけきょうは 1もん いっく なれども みみに ふるる ものは すでに ほとけに なるべきと おもいて. 
法華経は 一文 一句 なれども 耳に ふるる 者は 既に 仏に なるべきと 思ひて. 

いたう だい6てんの まおうも なげき おもう ゆえに てだてを まわして るなんをなし. 
いたう 第六天の 魔王も なげき 思う 故に 方便を まはして 留難をなし. 

きょうを しんずる こころを すて しめんと たばかる. 
経を 信ずる 心を すて しめんと たばかる. 

しかるに ほとけの ざいせの ときは じょくせ なりと いえども ごじょくの はじめ たりしうえ. 
而るに 仏の 在世の 時は 濁世 なりと いへども 五濁の 始 たりし上. 

ほとけの おんちからをも おそれ ひとの とん じん ち じゃけんも ごうじょう ならざりし とき だにも. 
仏の 御力をも 恐れ 人の 貪 瞋 癡 邪見も 強盛 ならざりし 時 だにも. 

ちくじょう げどうは じんつう だい1の もくれんそんじゃを ころし. 
竹杖 外道は 神通 第一の 目連尊者を 殺し. 

あじゃせおうは あくぞうを はなって 3がいの どくそんを おどし たてまつり. 
阿闍世王は 悪象を 放て 三界の 独尊を をどし 奉り. 

だいばだったは しょうかの あらかん れんげびくにを がいし. 
提婆達多は 証果の 阿羅漢 蓮華比丘尼を 害し. 

くぎゃりそんじゃは ちえ だい1の しゃりほつに あくめいを たてき. 
瞿伽利尊者は 智慧 第一の 舎利弗に 悪名を 立てき. 

いかに いわんや よ ようやく 5じょくの さかりに なりて そうろうをや. 
何に 況や 世 漸く 五濁の 盛に なりて 候をや. 

いわんや よ まつだいに いりて ほけきょうを かりそめにも しんぜん ものの ひとに そねみ ねたまれん ことは おびただし かるべきか. 
況や 世 末代に 入りて 法華経を かりそめにも 信ぜん 者の 人に そねみ ねたまれん 事は おびただし かるべきか. 

ゆえに ほけきょうに いわく にょらいの げんざいにすら なお おんしつ おおし いわんや めつどの のちをやと うんぬん. 
故に 法華経に 云く 如来の 現在にすら 猶 怨嫉 多し 況や 滅度の 後をやと 云云. 

はじめに このもんを み そうらいし ときは さしもやと おもい そうらいしに 
始に 此の 文を 見 候いし 時は さしもやと 思い 候いしに. 

いまこそ ほとけの みことばは たがわざりける ものかなと ことに みに あたって おもい しれて そうらえ. 
今こそ 仏の 御言は 違はざりける ものかなと 殊に 身に 当つて 思ひ 知れて 候へ. 

にちれんは みに かいぎょう なく こころに 3どくを はなれざれども. 
日蓮は 身に 戒行 なく 心に 三毒を 離れざれども. 

この おきょうを もしや われも しんを とり ひとにも えんを むすばしむるかと おもうて. 
此の 御経を 若しや 我も 信を 取り 人にも 縁を 結ばしむるかと 思うて. 

ずいぶん せけんのこと おだやか ならんと おもいき よ すえに なりて そうらえば. 
随分 世間の 事 おだやか ならんと 思いき 世 末に なりて 候へば. 

さいしを たいして そうろう びくも ひとの きえ をうけ ぎょちょうを ふくする そうも さてこそ そうろうか. 
妻子を 帯して 候 比丘も 人の 帰依を うけ 魚鳥を 服する 僧も さてこそ 候か. 

にちれんは させる さいしをも たいせず ぎょちょうをも ふくせず ただ ほけきょうを ひろめんとする. 
日蓮は させる 妻子をも 帯せず 魚鳥をも 服せず 只 法華経を 弘めんとする. 

とがに よりて さいしを たいせずして ばんそうの な しかいに みち ろう ぎをも ころさざれども あくみょう いってんに はびこれり. 
失に よりて 妻子を 帯せずして 犯僧の 名 四海に 満ち 螻 蟻をも 殺さざれども 悪名 一天に 弥れり. 

おそらくは ざいせに しゃくそんを もろもろの げどうが そしり たてまつりしに にたり. 
恐くは 在世に 釈尊を 諸の 外道が 毀り 奉りしに 似たり. 

これ ひとえに ほけきょうを しんずる ことの よにん よりも すくなし きょうもんの ごとく しんをも むけたる ゆえに. 
是れ 偏に 法華経を 信ずる ことの 余人 よりも 少し 経文の 如く 信をも むけたる 故に. 
 
あっき その みに いって そねみを なすかと おぼえ そうらえば. 
悪鬼 其の 身に 入つて そねみを なすかと をぼえ 候へば. 

これほどの ひせん むち むかいの ものの 2せん よねん いぜんに とかれて そうろう. 
是れ 程の 卑賤 無智 無戒の 者の 二千 余年 已前に 説かれて 候. 

ほけきょうの もんに のせられて るなんに あうべしと ほとけ しるし おかれ まいらせて そうろう ことの うれしさ もうし つくしがたく そうろう. 
法華経の 文に のせられて 留難に 値うべしと 仏 記し をかれ まいらせて 候 事の うれしさ 申し 尽くし 難く 候. 

このみに がくもん つかまつりし こと ようやく 24 5ねんに まかり なるなり. 
此の 身に 学文 つかまつりし 事 やうやく 二十四 五年に まかり なるなり. 

ほけきょうを ことに しんじ まいらせ そうらいし ことは わずかに この6 7ねんより このかたなり. 
法華経を 殊に 信じ まいらせ 候いし 事は わづかに 此の 六 七年より このかたなり. 

また しんじて そうらい しかども けたいの みたる うえ. 
又 信じて 候い しかども 懈怠の 身たる 上. 

あるいは がくもんと いい あるいは せけんの ことに さえられて 1にちに わずかに 1かん 1ぽん だいもく ばかりなり. 
或は 学文と 云ひ 或は 世間の 事に さえられて 一日に わづかに 一巻 一品 題目 計なり. 

こぞの さつき 12にちより ことし むつき 16にちに いたるまで. 
去年の 五月 十二日より 今年 正月 十六日に 至るまで. 

200 40よにちの ほどは ちゅうや 12じに ほけきょうを しゅぎょうし たてまつると ぞんじ そうろう. 
二百 四十余日の 程は 昼夜 十二時に 法華経を 修行し 奉ると 存じ 候. 

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そのゆえは ほけきょうの ゆえに かかる みと なりて そうらえば. 
其の 故は 法華経の 故に かかる 身と なりて 候へば. 

ぎょうじゅうざがに ほけきょうを よみ ぎょうずるにて こそ そうらえ. 
行住坐臥に 法華経を 読み 行ずるにて こそ 候へ. 

にんげんに せいを うけて これほどの よろこびは なにごとか そうろうべき. 
人間に 生を 受けて 是れ程の 悦びは 何事か 候べき. 

ぼんぷの ならい われと はげみて ぼだいしんを おこして ごしょうを ねがうと いえども. 
凡夫の 習い 我と はげみて 菩提心を 発して 後生を 願うと いへども. 

みずから おもいだし 12じの あいだに 1じ 2じこそは はげみ そうらえ. 
自ら 思ひ出し 十二時の 間に 一時 二時こそは はげみ 候へ. 

これは おもいださぬ にも おんきょうを よみ よまざるにも ほけきょうを ぎょうずるにて そうろうか. 
是は 思ひ出さぬ にも 御経を よみ 読まざるにも 法華経を 行ずるにて 候か. 

むりょうこうの あいだ 6どう 4せいを りんねし そうらいけるには あるいは むはんを おこし. 
無量劫の 間 六道 四生を 輪回し 候いけるには 或は 謀叛を おこし. 

ごうとう ようち とうの つみにて こそ こくしゅより きんをも こうむり るざい しざいにも おこなわれ そうらめ. 
強盗 夜打 等の 罪にて こそ 国主より 禁をも 蒙り 流罪 死罪にも 行はれ 候らめ. 

これは ほけきょうを ひろむるかと おもう こころの ごうじょう なりしに. 
是は 法華経を 弘むるかと 思う 心の 強盛 なりしに. 

よって あくごうの しゅじょうに ざんげん せられて かかる みに なりて そうらえば さだめて ごしょうの つとめには なりなんと おぼえ そうろう. 
依つて 悪業の 衆生に 讒言 せられて かかる 身に なりて 候へば 定て 後生の 勤には なりなんと 覚え 候. 

これほどの こころ ならぬ ちゅうや 12じの ほけきょうの じきょうしゃは まつだいには ありがたく こそ そうらめ. 
是れ程の 心 ならぬ 昼夜 十二時の 法華経の 持経者は 末代には 有がたく こそ 候らめ. 

また やむことなく めでたきこと はべり. 
又 止事なく めでたき 事 侍り. 

むりょうこうの あいだ 6どうに めぐり そうろうけるには おおくの こくしゅに うまれ あい たてまつりて  あるいは ちょうあいの だいじん かんぱく とうとも なり そうろうけん. 
無量劫の 間 六道に 回り 候けるには 多くの 国主に 生れ 値ひ 奉りて 或は 寵愛の 大臣 関白 等とも なり 候けん. 

もし しからば くにを たてまつり ざいほう かんろくの おんを こうむりけるか. 
若し 爾らば 国を 給り 財宝 官禄の 恩を 蒙けるか. 

ほけきょう るふの こくしゅに あい たまわり その くににて ほけきょうの おんなを きいて しゅぎょうし. 
法華経 流布の 国主に 値ひ 奉り 其の 国にて 法華経の 御名を 聞いて 修行し. 

これを ぎょうじて ざんげんを こうむり るざいに おこなわれ まいらせて そうろう こくしゅには いまだ あい まいらせ そうらわぬか. 
是を 行じて 讒言を 蒙り 流罪に 行われ まいらせて 候 国主には 未だ 値い まいらせ 候はぬか. 

ほけきょうに いわく この ほけきょうは むりょうの くにじゅうに おいて ないし みょうじをも きくことを えべからず. 
法華経に 云く 是の 法華経は 無量の 国中に 於て 乃至 名字をも 聞くことを 得べからず. 

いかに いわんや みることを えて じゅじし どくじゅせん をや と うんぬん. 
何に 況んや 見ることを 得て 受持し 読誦せん をや と 云云. 

されば この ざんげんの ひと こくしゅこそ わが みには おん ふかき ひとには おわしまし そうらめ. 
されば 此の 讒言の 人 国主こそ 我が 身には 恩 深き 人には をわしまし 候らめ. 

ぶっぽうを ならう みには かならず 4おんを ほうずべきに そうろうか. 
仏法を 習う 身には 必ず 四恩を 報ずべきに 候か. 

4おんとは しんちかんきょうに いわく 1には いっさいしゅじょうの おん いっさいしゅじょう なくば しゅじょうむへんせいがんどの ねがいを おこしがたし. 
四恩とは 心地観経に 云く 一には 一切衆生の 恩 一切衆生 なくば 衆生 無辺誓願度の 願を 発し 難し. 

また あくにん なくして ぼさつに るなんを なさずば いかでか くどくをば ぞうちょうせしめ そうろうべき. 
又 悪人 無くして 菩薩に 留難を なさずば いかでか 功徳をば 増長せしめ 候べき. 

2には ふぼの おん 6どうに せいを うくるに かならず ふぼあり. 
二には 父母の 恩 六道に 生を 受くるに 必ず 父母あり. 

そのなかに あるいは せっとう あくりつぎ ほうぼうの いえに うまれ ぬれば われと その とがを おかさざれども その ごうを じょうじゅす. 
其の中に 或は 殺盗 悪律儀 謗法の 家に 生れ ぬれば 我と 其の 科を 犯さざれども 其の 業を 成就す. 

しかるに こんじょうの ふぼは われを うみて ほけきょうを しんずる みと なせり. 
然るに 今生の 父母は 我を 生みて 法華経を 信ずる 身と なせり. 

ぼんてん たいしゃく 4だいてんのう てんりんじょうおうの いえに うまれて 3がい 4てんを ゆずられて にんてん 4しゅうに くぎょうせられん よりも. 
梵天 帝釈 四大天王 転輪聖王の 家に 生まれて 三界 四天を ゆづられて 人天 四衆に 恭敬せられん よりも. 

おん おもきは いまの それが ふぼ なるか. 
恩 重きは 今の 某が 父母 なるか. 

3には こくおうの おん てんの 3こうに みを あたため ちの 5こくに たましいを やしなうこと みな これ こくおうの おんなり. 
三には 国王の 恩 天の 三光に 身を あたため 地の 五穀に 神を 養ふこと 皆 是れ 国王の 恩なり. 

そのうえ こんど ほけきょうを しんじ こんど しょうじを はなるべき こくしゅに あい たてまつり. 
其の上 今度 法華経を 信じ 今度 生死を 離るべき 国主に 値い 奉れり. 

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by hiraganagosho | 2013-06-24 06:09 | 四恩抄