立正あんこく論 (安国論) 語句解説 12

□立正あんこく論 語句解説12
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1.
鳩 化して たかと為り 雀 変じて 蛤と為る. 
鳩と たか、雀と蛤は、共に大きく変化することの比喩。出展は中国古来の逸話。

2.
蘭室の友.
高徳の人。香り高い欄の花のある部屋にいると、その香りが身に染みてくることから、徳のある人に感化されることを表現しているもの。

3.
まほのしょう (麻畝の性).
まほとは、麻の畑のこと。まっすぐに伸びない草でも、麻の畑では麻に支えられてまっすくに伸びるとの意味。

4.
不日に 豊年ならん.
ふじつとは「すみやかに」の意味。 

5.
物の 性は きょうに 依って 改まる.
物の性質は、その置かれた環境、条件によって変わるの意。 

6.
ちんぜんの いくさのつるぎに なびくがごとし(陳前の 軍の 剣に 靡くがごとし).
戦いに望んだ軍隊が、敵の激しい剣の勢いに動揺するさま。 

7.
じょうりょ (情慮).
どのように事を運ぼうかと思案するさま。

8.
だいしつきょうのさんさい (大集経の三災).
穀貴、ひょうかく、疫病の難のこと。

9. 
しひょうのせいしつ (四表の静謐).
しひょうとは、東西南北のこと。せいしつとは国内の安定、世界平和のこと。

10.
ごくい (曲意).
我見の心のこと。

11.
ういのさと (有為の郷).
俗世間のこと。

12.
ろくしんふわ (六親不和).
ろくしんとは、父 母 兄 弟 妻 子をいう。それらが不和であること。

13.
天竜もたすけず. 
旱魃 冷害 水害 ひょうなどの災害で民衆の生活が困窮すること。
 
14.
さい げ しゅびし (災 怪 首尾し).
災害や怪奇現象が絶え間なく続くこと。

15.
れんか じゅうようし (連禍 縦横し).
災いが連続して頻発すること。

16.
ひょうぬのかほう (兵奴の果報)
兵士として戦争に使われる立場になること。

17.
三界の果報.
欲界、しき界、無しき界の三つの世界。三悪道、四悪趣と同じ意味に使われることが多い。

18.
千劫.
一劫は約1500万年。その1000倍。

19.
もうむ (朦霧).
もうむとは、もうもうと立ちこめる霧のこと。

20.
かの じょうえんのそこ (彼の盛焔の底).
しょうほうを誹謗した者が受けなければならない無間地獄を焦熱でのべられたもの。
かのとは、死後、来世のこと。

21.
実乗の一ぜん. 
実大乗、すなわち法華経のこと。

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○立正あんこく論 ひらがな文 12へ

◎立正あんこく論 ひらがな漢字交互文 12へ

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by hiraganagosho | 2013-05-11 12:07