立正あんこく論 (安国論) 語句解説 11

□立正あんこく論 語句解説11
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1.
ぶっきんのい (仏禁の違).
仏の禁げんに違背すること。

2.
毀戒.
戒律を破る者。破戒と同じ意味。

3.
天人.
天界、にん界の衆生のこと。

4.
カ打.
たたくこと、打つこと。

5.
めにく (毀辱). 
ののしり、辱めること。

6.
ちくじょうの もくれん尊者を 害せし.
釈迦十大弟子の一人。仏教を憎むバラモンの人々によってちくじょう(竹杖)で殺害された。もくれんは殺されることで宿業を消した。
外道はこの罪によって無間地獄へ落ちた。

7.
だいばだったの 蓮華比丘尼を 殺せし.
だいばだったは訳して「天熱」という。釈尊のいとこ。心が驕慢で、大衆の前で釈尊に叱責されたことを恨み、師敵対し、三逆罪を犯した。
三逆とは、釈尊の教団から500人の弟子を得て破和合したこと、第二は山頂から大石を投げ、その破片が釈尊の足の指を傷つけたこと、そして、このダイバダッタのほうぼうを責めたれんげびくにをなぐり殺したことである。

8.
後昆.
後世の子孫のこと。

9.
能忍.
よく難を忍ぶの意味。仏がひぼう、迫害を忍んで、衆生を救わんとする大慈悲の精神をいう。

10.
旨趣.
物事の道理。中心の教え。

11.
ぶっかいの白波 (仏海白浪).
ぶっかいとは、広大な釈尊の教えを海にたとえた言葉。
はくろうとは、盗賊の異名で、とくに海や河に出没するものをはくろうと呼んだ。
ぶっかいのはくろうとは、法然の浄土宗の僧侶を意味している。

12.
ほうざんの りょくりん (法山の緑林).
ほうざんとは、釈迦ぶっぽうを総称し、これを高く大なるが故に山にたとえた言葉。りょくりんとは中国における山賊の意味で、これも、法然浄土宗の僧侶を指す。

13.
羲農の世.
中国の伝説時代の世を、羲農の世という。人々が安穏と生活できたばかりでなく、災害もなく、理想の世の中だったとされる。

14.
唐虞の国.
中国の伝説時代の世で、人事が公明で善政を施し、諸国が和合したとされる。

15.
法水の せんじんを 斟酌し.
経典のせんじん、勝劣を見極めること。

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○立正あんこく論 ひらがな文 11へ

◎立正あんこく論 ひらがな漢字交互文 11へ

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by hiraganagosho | 2013-05-11 12:04 | 立正あんこく論