立正あんこく論 (安国論) 語句解説 9

□立正あんこく論 語句解説9
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1.
えんてい (淵底).
奥義、真意のこと。 

2.
華洛より りゅうえい(柳営)に至る.
からくとは、ごかん(後漢)の時代の洛陽というみやこ(都)のことで、「花のみやこ」の意味。ここでは日本の京都のこと。りゅうえいは、将軍の陣営のことで、ここでは鎌倉を意味する。
すなわち、京都から鎌倉へ至るの意。

3.
釈門に 枢ケン 在り ぶっけに 棟梁 在り. 
仏教界に かなめとなる経典や 高僧が存在するの意味。

4.
勘状を まいらせず 上奏に 及ばず. 
主君に意見することなく、天子(天皇)に意見することもないとの意味。

5.
少量.
器が小さいの意味。

6.
そうよう (蒼蝿).
青バエ。わずかしか飛べないという喩え。

7.
きび (驥尾).
1日に千里を走るという馬の尻尾。

8.
へきら (碧蘿).
植物のツタのこと。

9.
諸きょうの王.
法華経のこと。 
10.
かしゃくし くけんし こしょ せば (呵責し 駈遣し 挙処せば).
叱り、ところを追い、その罪をあげて対処すること。

13.
元仁年中.
法然の滅後13年後。

14.
延暦 興福の 両寺.
比叡山 延暦じ と こうふくじのこと。
こうふくじは法相宗の本山。

15.
勅宣.
天皇の命令を述べ伝える書。

16.
みぎょうしょ (御教書).
公式文書。

17. 
大講堂.
比叡山延暦じの大講堂のこと。

18.
つるめそ (犬神人).
いぬじにんとも読む。葬儀などで雑務を勤めた者。寺院の清掃をしたり、不浄なものを廃棄したりしていた者。

19.
りゅうかん しょうこう じょうかく さっしょう (隆観 聖光 成覚 薩生).
いずれも浄土宗の僧の名前。

20.
きょう(経)を 下し 僧を 謗ずること 一人には 論じがたし.
「きょうを下し僧侶をぼうじているのは 法然一人ではない」との意味。「あなたもひぼうしているではないか」という意味が含まれている。

21.
か きん (瑕 瑾). 
かきんとは 美しい玉に傷があること。短所、恥の意味。

24.
賢愚 弁ぜず.
どちらが賢く、どちらが愚かかが判断できないの意味。 

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○立正あんこく論 ひらがな文 9へ

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by hiraganagosho | 2013-05-11 11:39 | 立正あんこく論