立正あんこく論 (安国論) 語句解説 7

□立正あんこく論 語句解説7
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1.
四論の講説.
インドの竜樹菩薩の中観論、十二門論、大智度論と、だいば菩薩とせしん菩薩との共著である百論の四つの論を学んだとの意味。

2.
ねはん(涅槃)の広業.
道綽は、ねはんぎょうを捨てて浄土宗に移った。ねはんぎょうは40巻、浄土きょうは4巻であり、対比させて広業と表現している。

3.
恵心僧都.
比叡山の第18代座主の弟子の恵心のこと。僧都とは、高い位の僧のこと。
恵心は、往生要集3巻を作り、念仏を一時宣揚した。後に悔いて、法華経信仰に戻ったが、浄土宗の門徒が恵心の往生要集をわが国の浄土宗の先駆のように崇めた。

4.
六十巻.
天台大師があらわした法華玄義 、法華文句、摩訶止観の全30巻、および妙楽が釈した法華玄義釈籤 、法華文句記、まかしかんぶぎょうでんぐけつ(摩訶止観輔行伝弘決)の全30巻、合わせて60巻のこと。

5.
八宗.
華厳、三論、ほっそう(法相)、倶舎 、成実、律、真言、天台の八宗のこと。

6.
出離の趣.
成仏のこと。

7.
一夢の れいおう(霊応). 
法然は、善導の教えの極楽往生が疑いないことを信じ、かつ、念仏の布教の是非を神秘の霊感によってためそうとして、夢の中で金色の善導に会い 念仏ぐつうの許可を得たという。

8.
しえい(四裔)の 親疎に ひろむ. 
しえいとは、四方向の遠き果ての意味。国中に念仏信仰が広がったことをいっている。

9.
せいし(勢至)の 化身.
弟子たちが法然を、阿弥陀仏の脇士である せいし菩薩の化身と賛嘆したもの。

10.
じゅっぽうの 貴賎 頭を たれ
天皇を含むあらゆる人たちが念仏に帰依したことを述べている。

11. 
聖代の 時
法然が念仏を広めた時期を指す。

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by hiraganagosho | 2013-05-11 10:27 | 立正あんこく論