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立正あんこく論 (安国論) ひらがな漢字交互文13

◎立正あんこく論 ひらがな漢字交互文13
(ごしょ32ページ18行目から33ページ4行目)

きゃくの いわく. 
客の 曰く. 

こんじょう ごしょう だれか つつしまざらん だれか したがわざらん. 
今生 後生 誰か 慎まざらん 誰か 和わざらん. 

この きょうもんを ひらいて つぶさに ぶつごを うけたまわるに ひぼうの とが いたって おもく きぼうの つみ まことに ふかし. 
此の 経文を 披いて 具に 仏語を 承るに 誹謗の 科 至つて 重く 毀法の 罪 誠に 深し. 

33ページ冒頭

われ いちぶつを しんじて しょぶつを なげうち さんぶきょうを あおいで しょきょうをさしおきしは これ しきょくの おもいに あらず. 
我 一仏を 信じて 諸仏を 抛ち 三部経を 仰いで 諸経を 閣きしは 是れ 私曲の 思に非ず. 

すなわち せんだつの ことばに したがいしなり. 
則ち 先達の 詞に 随いしなり. 

じゅっぽうの しょにんも また また かくの ごとく なるべし. 
十方の 諸人も 亦 復 是くの 如く なるべし. 

いまの よには しょうしんを ろうし らいせには あびに だせんこと もん あきらかに り つまびらかなり うたがう べからず. 
今の 世には 性心を 労し 来生には 阿鼻に 堕せんこと 文 明かに 理 詳かなり 疑う可からず. 

いよいよ きこうの じかいを あおぎ ますます ぐきゃくの ちしんを ひらけり. 
弥よ 貴公の 慈誨を 仰ぎ 益 愚客の 癡心を 開けり. 

すみやかに たいじを めぐらして はやく たいへいを いたし まず しょうぜんを やすんじて さらに ぼつごを たすけん. 
速に 対治を 回して 早く 泰平を 致し 先ず 生前を 安じて 更に 没後を 扶けん. 

ただ わが しんずるのみに あらず また たの あやまりをも いましめんのみ. 
唯 我が 信ずるのみに 非ず 又 他の 誤りをも 誡めんのみ. 

◎ひらがな漢字交互文 終了

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□立正あんこく論 語句解説 13へ

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by hiraganagosho | 2013-03-09 23:14 | 立正あんこく論

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