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立正あんこく論 (安国論) 語句解説 5

□立正あんこく論 語句解説 5
(ごしょ20ページ18行目から22ページ1行目)

1.
僧は ちくいのごとく 侶は とうまに にたり.
僧は出家者。 侶とはその伴侶で、すなわち伴僧のこと。
ちくい、とうま とは、数の多いたとえ。

2.
すいちょう ねん ふり そんき ひに あらたなり.
民衆があがめるようになって久しく、仏教を尊ぶ民の信仰が興隆しているさま。

3.
てんごく.
こころがひねくれていること。

4.
涅槃ぎょう. 
釈尊が死に先立ち 1日1夜に説いた最後の教え。
法華経の流通文で 法華経の真実を重ねて述べたもの。

5.
悪知識.
仏道修行を妨げ 不幸に陥れる者をいう。悪友も同じ意味。

6.
我慢の心. 
我欲を張り 他に従わないさま。他をあなどるの意。

7.
あれんにゃ (阿練若)
梵語の写音で 人里離れた山寺などのこと。

8.
のうえ (納衣). 
僧侶の袈裟 僧衣のこと。

9.
ろくつうのらかん (六通の羅漢)
六つの神通力のこと。何でも見通せる通力、なんでも聞ける耳、他人の心を見通せる通力など。

10.
こじ (居士). 
家長、長者と訳す。出家しないで仏門に帰依した男子の総称。

11.
じょくこう (濁劫)
命がにごった状態にある時代のこと。

12.
ずいきしょせつのほう (随宜所説の法). 
宜しきに したがって説いたところの法。すなわち 機こんに従って説いた方便 権教のこと。

13.
ひんしゅく (顰蹙). 
顔をしかめて憎むこと。

14.
さくさく 擯ずいせられん. 
二度以上に渡り 所を追われること。

15.
しどうのしょうにん (四道の聖人). 
知識、徳が優れ、万事に通達する理想の人物。ぶっ法においては 指導者、正師、仏をいう。

16.
ぞうほう (像法) 
釈迦滅後 1000年をしょうほう、次の1000年を ぞうほうといった。2000年以降を まっぽうとする。

17.
あほう (唖法). 
バラモンの修行の1つ。無言の行。人に向かってものを言わない修行。

18.
沙門. 
出家して 仏門に入り 道を修める者。

19.
めいおう (明王).
賢明な君主。政治の世界の指導者。

20.
天地によってけ(化)をなし.
森羅万象の法、正しい道理によって政治を行うこと。

21.
りゅうぞう (竜象).
聖者、高僧、名僧を りゅうや象に例えている。

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○立正あんこく論 ひらがな文 5へ

◎立正あんこく論 ひらがな漢字交互文 5へ

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by hiraganagosho | 2012-12-30 07:03 | 立正あんこく論

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