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立正あんこく論 (安国論) ひらがな漢字交互文 4

◎立正あんこく論 ひらがな漢字交互文 4
(ごしょ20ページ14行目から17行目)

きゃく いろを なして いわく. 
客 色を 作して 曰く. 

ごかんの めいていは こんじんの ゆめを さとって はくばの きょうを え. 
後漢の 明帝は 金人の 夢を 悟つて 白馬の 教を 得. 

じょうぐうたいしは もりやの ぎゃくを ちゅうして じとうの かまえ をなす. 
上宮太子は 守屋の 逆を 誅して 寺塔の 構を 成す. 

しかしより このかた かみいちにんより しもばんみんに いたるまで ぶつぞうを あがめ きょうかんを もっぱらにす. 
爾しより 来た 上一人より 下万民に 至るまで 仏像を 崇め 経巻を 専にす. 

しかれば すなわち えいざん なんと おんじょう とうじ しかい いっしゅう ごき しちどう ぶっきょうは ほしのごとく つらなり. 
然れば 則ち 叡山 南都 園城 東寺 四海 一州 五畿 七道 仏経は 星の如く 羅なり. 

どうう くもの ごとく しけり. 
堂宇 雲の 如く 布けり. 

しゅうしの やからは すなわち じゅとうの つきを かんじ. 
シユウ子の 族は 則ち 鷲頭の 月を 観じ. 

かくろくの たぐいは また けいそくの ふうを つとう. 
鶴勒の 流は 亦 鶏足の 風を 伝う. 

だれか いちだいの きょうを さみし さんぽうの あとを はいすと いわんや. 
誰か 一代の 教を 褊し 三宝の 跡を 廃すと 謂んや. 

もし そのしょう あらば くわしく そのゆえを きかん. 
若し 其の証 有らば 委しく 其の故を 聞かん.

◎ひらがな漢字交互文 5へ 

○立正あんこく論 ひらがな文 4へ

□立正あんこく論 語句解説 4へ

◇立正あんこく論 目次へ 

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by hiraganagosho | 2012-12-29 15:38 | 立正あんこく論

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