立正あんこく論 語句解説1

□りっしょうあんこくろん 語句 解説
(ごしょ17ページ冒頭から9行目の語句)

1.
文応元年 (1260年) 4月29日、鎌倉大火。
同年6月1日、鎌倉暴風雨 大洪水。
同年7月16日、日蓮だいしょうにん、立正あんこく論を 北条時頼に提出。

2.
上記 文応元年 (1260年)の 3年前から大きな天災が続いていた。
1257年 2月23日 京都大地震。同年8月1日 鎌倉大地震。
1258年 全国で暴風雨 寒気にて 作物大被害。同年8月 大流星。同年10月16日 鎌倉大洪水。
1259年 全国で疫病大流行。 

3.
北条 時頼。
日蓮だいしょうにんが 立正あんこく論を献ずる4年前、すなわち 康元 元年 (1256年) 、北条幕府 五代執権の 地位を退き さいみょうじ(最明寺)に 出家していた。
ゆえに、さいみょうじ にゅどう (最明寺 入道) とも呼ばれていた。
実際の執権は 第六代の 北条ながとき (長時) であったが、実際の最高権力者は 時頼であった。

4.
さいみょうじ (最明寺)
鎌倉の 臨済宗 (禅宗)の寺。建立は 北条時頼による。

5.
天変地夭。
暴風、雷、日食、地震などの 自然界の変動のこと。 

6.
飢饉疫癘。
ききんとは 作物が実らず 食物が欠乏すること。
えきれいとは 疫病のこと。

7.
さいどきょうしゅ(西土教主)の 名とは 阿弥陀如来のこと。

8.
衆病悉除の願 東方如来の経 病即消滅 不老不死の詞 七難即滅 七福即生の句。
これらは いずれも 天台宗の祈祷である。

9.
五瓶の水とは 真言宗で 災をはらうために行う 修行のこと。

10.
坐禅入定の儀とは、たん坐して 無心の境に入る 禅宗の修行。

11.
七鬼神は、当時、この名を書いて 門に貼れば 悪鬼が近寄らないとされていた。

12.
五大力とは 五大力菩薩の略。 般若経の菩薩で 国主および 国民を守るとされた。

13.
天神地祇とは 天上にいる神と 大地に住む神のこと。
中国陰陽道に 示される。

14.
こつきゃく (乞客) とは 乞食のこと。

15.
三宝とは 仏 法 僧 のこと。

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○立正あんこく論 ひらがな文 1へ

◎立正あんこく論 ひらがな漢字交互文 1へ

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by hiraganagosho | 2012-11-11 20:08 | 立正あんこく論