「ほっ」と。キャンペーン

カテゴリ:立正あんこく論( 40 )

■立正あんこく論 背景と大意へ

ごしょ17ページ冒頭から9行目
○ひらがな文1へ  ◎ひらがな漢字交互文1へ  □語句解説1へ

ごしょ17ページ10行目から18ページ1行目
○ひらがな文2へ  ◎ひらがな漢字交互文2へ  □語句解説2へ

ごしょ18ページ2行目から20ページ13行目
○ひらがな文3へ  ◎ひらがな漢字交互文3へ  □語句解説3へ

ごしょ20ページ14行目から17行目
○ひらがな文4へ  ◎ひらがな漢字交互文4へ  □語句解説4へ

ごしょ20ページ18行目から22ページ1行目
○ひらがな文5へ  ◎ひらがな漢字交互文5へ  □語句解説5へ

ごしょ22ページ2行目から24ページ4行目
○ひらがな文6へ  ◎ひらがな漢字交互文6へ  □語句解説6へ

ごしょ24ページ5行目から15行目
○ひらがな文7へ  ◎ひらがな漢字交互文7へ  □語句解説7へ

ごしょ24ページ16行目から25ページ18行目
○ひらがな文8へ  ◎ひらがな漢字交互文8へ  □語句解説8へ

ごしょ26ページ1行目から26ページ18行目
○ひらがな文9へ  ◎ひらがな漢字交互文9へ  □語句解説9へ

ごしょ27ページ1行目から30ページ7行目
○ひらがな文10へ  ◎ひらがな漢字交互文10へ  □語句解説10へ

ごしょ30ページ8行目から31ページ6行目
○ひらがな文11へ  ◎ひらがな漢字交互文11へ  □語句解説11へ

ごしょ31ページ7行目から32ページ17行目
○ひらがな文12へ  ◎ひらがな漢字交互文12へ  □語句解説12へ

ごしょ32ページ18行目から33ページ4行目
○ひらがな文13へ  ◎ひらがな漢字交互文13へ  □語句解説13へ

総合案内へ

ブログトップへ
[PR]
by hiraganagosho | 2013-05-12 07:58 | 立正あんこく論
■立正あんこく論 背景と大意
日蓮だいしょうにん ごしょ全集 17ページ1行目から 33ページ4行目。

立正あんこく論は、文応元年7月16日、大しょうにん39歳の御時 鎌倉にてあらわされた国家諌暁の書です。
32歳のとき、安房の国 清澄寺にて 日蓮と名乗られ、南無妙法蓮華きょうと唱えられてより7年目に当たります。
この7年間、大しょうにんは、終始鎌倉でしゃくふくの陣頭指揮をとられ、四条金吾 富木常忍 池上むねなかなど、相次いで入信を果たしました。
立正あんこく論とは、正を立てて国を安んんずる論という意味です。
論とは、高い格式を示す 特別の書 と拝することができます。

本書は、 冒頭に悲惨な当時の日本の状況が語られ、次に災難の由来、原因が語られています。そして、そのいっ凶たる浄土宗の問題が示されます。
この時代に起きた天災 飢饉 疫病が、すなわち しょうほうに背いた結果であると述べられます。
日蓮大しょうにんは各種経典を示され、邪法 邪義がこのままはびこれば まだ出現していない じかいほんぎゃく難 他国しんぴつ難が起こり くにじゅうの人々がさらなる不幸に陥ると述べられました。

この立正あんこく論は、鎌倉幕府の実質的な権力者である 北条時頼に提出されました。
諌暁とは、諌めさとすことであり、しゃくふくのことです。
立正あんこく論は、当時 最高権力者に対しての諌暁でしたが、主権在民の現代においては 民衆の一人一人を対象としていると解釈することができます。

この立正あんこく論は、北条時頼に提出されたあと、約1ヶ月 沈黙が続きましたが、突如、8月27日になって 念仏僧を交えた大集団が、大しょうにんのそうあんのある 松葉ヶやつを襲撃しました。
そうあんは焼失し、 大しょうにんは弟子たちと裏山に逃れました。
大しょうにんは下総(千葉県)の富木常忍の屋敷に身を寄せられました。
そして、翌年5月12日には 伊豆流罪となりました。
すなわち、大しょうにんの身命に及ぶ大難は、立正あんこく論の諌暁が発端です。

当時、日本は未曽有の天災が続いていました。
地震 台風 疫病 飢饉 洪水 干ばつなどが相次ぎ、多数の人が道に倒れ 牛も馬も死に 骸骨が満ちて その悲惨は目を覆うばかりのものでした。
当時の記録書 あずまかがみ などには 次のような描写があります。
口数を減らすため我が子を殺す母親、発狂する子供、路頭をさまよい 一片の食物すら口にできない人たちが 道に倒れ死んでいく様子など、当時の地獄絵の姿を こんにちに伝えています。
このような時代の中、あらゆる宗教が乱脈し 勃興しました。
その中でも、猛威を振るっていたのが念仏信仰でした。
律宗 禅宗 真言宗 さらに密教や念仏をを取り入れて堕落した天台宗、その中でも法然の浄土宗の勢力は 全国に広がっていました。
このびゃくほうおんもつによる邪宗の勢力が最も巨大化した時代に、日蓮大しょうにんは国家諌暁されたことになります。
大しょうにんは 立正あんこく論の中で、邪宗の諌暁を各所で語られています。

あくりょをいましめずんば あに 善事をなさんや。
ばんきを しゅうせんよりは このいっ凶を禁ぜんには。
凶を捨て 善に帰し 源をふさぎ 根をたつべし。
天下のせいしつをおもわば すべからく くにじゅうの ほうぼうを断つべし。

そして、大しょうにんは 立正あんこく論の最後を 次の言葉で締めくくられました。
なんじ 信仰の寸心を改めて すみやかに じつじょうのいちぜんに きせよ と。

本書は、もんじょうでは 念仏に対する破しゃくが語られていますが 現実には 大しょうにんのぶっぽう以外のいっさいの邪宗をさしています。
立正あんこく論は、まっぽう万年の邪宗 邪義を打ち破るしゃくふくの書です。

事実、日蓮大しょうにんのご一生は、国家諌暁、しゃくふくの連続であられました。
その諌暁の最たるものとして、大しょうにんは 三度の高名と述べられています。

第一は、39歳の御時に立正あんこく論を提出されたこと。
第二は、50歳の御時に へいのさえもんのじょうに対し諌暁されたこと。
第三は、佐渡流罪赦免ののち 53歳の御時の へいのさえもんのじょうへの諌暁と 質問への回答です。

第二の諌暁では、「私は日本の棟梁である。私を失えば 日本の柱を倒すことになる。必ず じかいほんぎゃく難、他国しんぴつ難が起こるであろう。これを防ぐには、各種寺院の念仏者 禅僧などを禁じることである。彼らの寺を焼き払い、彼らの首を切らなければ、日本は必ず滅びる」と述べられました。
第三の諌暁では、「念仏むけん 禅天魔」と言い切られ、「真言師に祈祷させてはならない」とも諌められました。そして、へいのさえもんのじょうの「いつ蒙古は攻めてくるのか」との問いに、「今年中に間違いなく到来する」と答えられました。
そのとおりに10月、蒙古軍が攻めてきたのです。
この立正あんこく論と大しょうにんのご発言が 正確無比に符合したことは、仏教史上最大の出来事になりました。
かつて、3000年前 インドに出現した釈尊のぶっぽうは、日蓮大しょうにんのししんぐほうの実践と振る舞いによって こ妄でないことが証明され かつ 法華経 なかんずく 南無妙法蓮華経の大しょうにんのぶっぽうが、この事実をもって 比類なき宗教として完成したことを意味するからです。

身延に入山後も、大しょうにんの諌暁の精神はいささかも衰えることはありませんでした。
61歳の御時(弘安5年)には、天皇への諌暁の書を作成され、にちもく上人に託し提出されています。
時の天皇の第九十一代後宇多天皇は感えつして 「朕 もし 法華をたもたば 富士のふもとにたづぬべし」との御下し文を返信しました。
この大しょうにんの諌暁の精神は、日興上人 にちもく上人に受け継がれました。
日興上人の諌暁の書は三通が現存しますが、最後の元徳2年の諌暁の4年後、鎌倉幕府は滅亡しました。

以来、700年後のこんにち、創価学会は、この日蓮大しょうにんの精神を受け継ぎ 実践する唯一の教団として繁茂し、今、全世界へと広がっています。

参考資料.
池田大作著 立正あんこく論講義、創価学会版 仏教哲学大辞典。

◇立正あんこく論 目次へ

○次のひらがな文 1へ

◎立正あんこく論 ひらがな漢字交互文 1へ

□立正あんこく論 語句解説 1へ

ブログトップへ
[PR]
by hiraganagosho | 2013-05-12 06:38 | 立正あんこく論
□立正あんこく論 語句解説13
(ごしょ32ページ18行目から33ページ4行目)

1.
いちぶつ (一仏).
ここでは、浄土宗の阿弥陀如来を指す。

2.
三部きょう.
浄土宗の阿弥陀きょう 無量寿きょう 観無量寿きょうのこと。

3.
しきょくのおもい (私曲の思).
自己の利益のために、勝手に立てた妄想。

4.
せんだつ (先達).
自分より先に道に達した者の意味。ここでは浄土宗の僧侶を指す。

5.
しょうしん (性心).
生まれたままの心。

6.
慈誨.
慈悲あふれる教訓。相手を救おうとする真心からの教え。

□語句解説 終了

○立正あんこく論 ひらがな文 13へ

◎立正あんこく論 ひらがな漢字交互文 13へ

◇立正あんこく論 目次へ

ブログトップへ
[PR]
by hiraganagosho | 2013-05-11 12:09 | 立正あんこく論
□立正あんこく論 語句解説11
(ごしょ30ページ8行目から31ページ6行目)

1.
ぶっきんのい (仏禁の違).
仏の禁げんに違背すること。

2.
毀戒.
戒律を破る者。破戒と同じ意味。

3.
天人.
天界、にん界の衆生のこと。

4.
カ打.
たたくこと、打つこと。

5.
めにく (毀辱). 
ののしり、辱めること。

6.
ちくじょうの もくれん尊者を 害せし.
釈迦十大弟子の一人。仏教を憎むバラモンの人々によってちくじょう(竹杖)で殺害された。もくれんは殺されることで宿業を消した。
外道はこの罪によって無間地獄へ落ちた。

7.
だいばだったの 蓮華比丘尼を 殺せし.
だいばだったは訳して「天熱」という。釈尊のいとこ。心が驕慢で、大衆の前で釈尊に叱責されたことを恨み、師敵対し、三逆罪を犯した。
三逆とは、釈尊の教団から500人の弟子を得て破和合したこと、第二は山頂から大石を投げ、その破片が釈尊の足の指を傷つけたこと、そして、このダイバダッタのほうぼうを責めたれんげびくにをなぐり殺したことである。

8.
後昆.
後世の子孫のこと。

9.
能忍.
よく難を忍ぶの意味。仏がひぼう、迫害を忍んで、衆生を救わんとする大慈悲の精神をいう。

10.
旨趣.
物事の道理。中心の教え。

11.
ぶっかいの白波 (仏海白浪).
ぶっかいとは、広大な釈尊の教えを海にたとえた言葉。
はくろうとは、盗賊の異名で、とくに海や河に出没するものをはくろうと呼んだ。
ぶっかいのはくろうとは、法然の浄土宗の僧侶を意味している。

12.
ほうざんの りょくりん (法山の緑林).
ほうざんとは、釈迦ぶっぽうを総称し、これを高く大なるが故に山にたとえた言葉。りょくりんとは中国における山賊の意味で、これも、法然浄土宗の僧侶を指す。

13.
羲農の世.
中国の伝説時代の世を、羲農の世という。人々が安穏と生活できたばかりでなく、災害もなく、理想の世の中だったとされる。

14.
唐虞の国.
中国の伝説時代の世で、人事が公明で善政を施し、諸国が和合したとされる。

15.
法水の せんじんを 斟酌し.
経典のせんじん、勝劣を見極めること。

□語句解説 12へ

○立正あんこく論 ひらがな文 11へ

◎立正あんこく論 ひらがな漢字交互文 11へ

◇立正あんこく論 目次へ

ブログトップへ
[PR]
by hiraganagosho | 2013-05-11 12:04 | 立正あんこく論
□立正あんこく論 語句解説10
(ごしょ27ページ1行目から30ページ7行目)

1.
ちじゅつのむね (治術の旨).
災難をいかにして治めるかの方途。

2.
純陀.
釈尊が入滅する際に、最後の供養をささげた人。
ねはんぎょうの対告衆となった。

3.
破戒.
戒を破ること。不信のこと。 

4.
いっせんだい (一闡提).
ぜんこん(善根)を断つ者、不信、極欲の意味。しょうほうをひぼうし、また悔い改めない強い不信の者をいう。

5. 
比丘 及び 比丘尼 うばそく うばい
びくは男子の出家、びくには女の出家、うばそくは男の在家、うばいは女の在家のこと。

6.
ソ悪のことば
ソとは、粗いの意味。悪は悪感情のこと。合わせて偏見、邪見の悪口をいう。
四重を 犯し 五逆罪を 作り 十悪業の中で、とくに罪が思い殺生、ちゅうとう、じゃいん、もうごのこと。

7.
怖畏.
おそれつつしむこと。

8.
ごしゃく こんりゅう (護惜 建立).
しょうほうを護り、惜しみ、これを建立する。

9.
嫉リン.
ねたみ、もの惜しむこと。

10. 
方等.
「さきの大乗経典」の意味。
(ここでは華厳、あごん、ほうとう、はんにゃ、ほっけの五時に分けた方等ではない)

11.
菩薩の じ 現生の 者.
菩薩が民衆救済のために、誓願して畜生の姿でこの世に生まれてくること。すなわち、その人間を救うために動物の姿をとるというもの。

12.
げのくをうく (下の 苦を 受く). 
軽い苦のこと。(上の苦は重い苦のこと)

13.
あなごん (阿那含).
小乗仏教における しょうもんの聖者のこと。

14.
あらかん ひゃくしぶつ ひつじょうの菩薩 (阿羅漢 辟支仏 畢定の菩薩).
あらかんとは人々から尊敬を受けるに値する者。ひゃくしぶつとは縁覚のこと。ひつじょうの菩薩とは不退転の菩薩のこと。

15.
はしのくおう (波斯匿王).
釈尊と同じ日に生まれた国王。早くから釈尊に帰依した。

16.
しぶの衆 (四部の衆).
びく、びくに、うばそく、うばいのこと。すなわち、僧、尼、俗男、俗女のこと。

17.
こんごうしん (金剛身).
金剛とはダイヤモンドのこと。壊すことのできない金剛の体。
仏の境涯は、いかなるものも壊すことができないの意。

18.
五戒.
ふせっしょう、ふちゅうとう、ふもうご、ふじゃいん、ふおんじゅ(不飲酒)の5つの戒。

19.
きゅうせん むさく (弓箭 鉾槊).
矢と弓。むとは剣の先、さくとはホコのこと。

20.
きじょう (器杖).
武器のこと。

21.
くしなじょう (拘尸那城).
北インドにあった都市の城。

22.
余の 四十年 ぶっぽうの まつ.
仏法の効力が無くなる時期。

23.
無量の法器.
成仏の境涯のこと。

24.
阿シュクぶつ.
東方あびらだい世界(歓喜国)の教主。

25.
国土 こうらんし 互に あい しょうりょうし.
国土が荒れて 互いに土地や財産を奪い合うこと。

26.
とくにん (禿人).
髪がなくはげていること。形だけの僧侶をあざけった言葉。

27.
びゃくえ (白衣).
出家しない一般人は白い衣を着ていた。在家の信者をびゃくえという。

28.
阿鼻獄.
八大地獄の中で、もっとも重い無間地獄のこと。

29.
無量の 五逆に 勝れたり. 
五逆罪(父母を殺す、破和合僧など)を数え切れないほど犯した罪より、しょうほうひぼうの罪は重いの意味。

30.
あび だいじょう.
無間地獄のこと。だいじょう(大城)とは、七重の鋼鉄で囲まれていて脱出できないとされたことから名づけられた。

31.
五逆
五逆罪の者のこと. 

32.
不退の位.
不退転のこと。どんな誘惑や迫害があっても退転しないで成仏の境涯に進むという位。 

33.
愚癡の 盲瞽を 増す.
仏法の正邪が分からず、苦しみの生活に陥っているとの意。

34.
莠言.
醜い言葉。法然の邪義のこと。

35.
かくがいにもてあそぶ (カク外に 翫ぶ). 
城の外、すなわち辺鄙な田舎まで邪義を広めたの意味。

36.
其の 家風.
法然の教義。

37.
東方如来.
薬師如来のこと。

38.
鴈宇.
僧侶が集まって修行する寺。伽藍のこと。

39.
鵝王.
仏のこと。

40.
にょほうきょう (如法経).
法華経書写の修行。

41.
天台大師の講.
天台大師の入滅の法要。11月24日に比叡山で行われていたが、やがて善導講にすりかえられてしまった。

42.
じょうたい (誠諦).
悟り極めること。

43.
ぐりょ迷惑 (愚侶迷惑).
じょうたいの反対の言葉で、愚痴の凡夫の迷いのこと。

44.
静謐.
平穏で泰平。世の中が穏やかに収まること。 

□語句解説 11へ

○立正あんこく論 ひらがな文 10へ

◎立正あんこく論 ひらがな漢字交互文 10へ

◇立正あんこく論 目次へ

ブログトップへ
[PR]
by hiraganagosho | 2013-05-11 11:40 | 立正あんこく論
□立正あんこく論 語句解説9
(ごしょ26ページ1行目から26ページ18行目)

1.
えんてい (淵底).
奥義、真意のこと。 

2.
華洛より りゅうえい(柳営)に至る.
からくとは、ごかん(後漢)の時代の洛陽というみやこ(都)のことで、「花のみやこ」の意味。ここでは日本の京都のこと。りゅうえいは、将軍の陣営のことで、ここでは鎌倉を意味する。
すなわち、京都から鎌倉へ至るの意。

3.
釈門に 枢ケン 在り ぶっけに 棟梁 在り. 
仏教界に かなめとなる経典や 高僧が存在するの意味。

4.
勘状を まいらせず 上奏に 及ばず. 
主君に意見することなく、天子(天皇)に意見することもないとの意味。

5.
少量.
器が小さいの意味。

6.
そうよう (蒼蝿).
青バエ。わずかしか飛べないという喩え。

7.
きび (驥尾).
1日に千里を走るという馬の尻尾。

8.
へきら (碧蘿).
植物のツタのこと。

9.
諸きょうの王.
法華経のこと。 
10.
かしゃくし くけんし こしょ せば (呵責し 駈遣し 挙処せば).
叱り、ところを追い、その罪をあげて対処すること。

13.
元仁年中.
法然の滅後13年後。

14.
延暦 興福の 両寺.
比叡山 延暦じ と こうふくじのこと。
こうふくじは法相宗の本山。

15.
勅宣.
天皇の命令を述べ伝える書。

16.
みぎょうしょ (御教書).
公式文書。

17. 
大講堂.
比叡山延暦じの大講堂のこと。

18.
つるめそ (犬神人).
いぬじにんとも読む。葬儀などで雑務を勤めた者。寺院の清掃をしたり、不浄なものを廃棄したりしていた者。

19.
りゅうかん しょうこう じょうかく さっしょう (隆観 聖光 成覚 薩生).
いずれも浄土宗の僧の名前。

20.
きょう(経)を 下し 僧を 謗ずること 一人には 論じがたし.
「きょうを下し僧侶をぼうじているのは 法然一人ではない」との意味。「あなたもひぼうしているではないか」という意味が含まれている。

21.
か きん (瑕 瑾). 
かきんとは 美しい玉に傷があること。短所、恥の意味。

24.
賢愚 弁ぜず.
どちらが賢く、どちらが愚かかが判断できないの意味。 

□語句解説 10へ

○立正あんこく論 ひらがな文 9へ

◎立正あんこく論 ひらがな漢字交互文 9へ

◇立正あんこく論 目次へ

ブログトップへ
[PR]
by hiraganagosho | 2013-05-11 11:39 | 立正あんこく論
□立正あんこく論 語句解説8
(ごしょ24ページ16行目から25ページ18行目)

1.
たでの葉.
川原や湿原に自生する辛味のある草。

2.
かわや.
便所のこと。

3. 
私曲のことば.
我見による邪説。歪曲した言葉。

4.
はっこう(八荒).
国の八ほうこう(八方向)の果ての地。

5.
往代を 難ずるの由.
近年に起こった災害の原因を法然の罪と述べられている。

6.
周のまつ(末).
中国で850年間続いた王朝の最後の時期を示す。

7.
ひほつ たんしん れいどに よらざるもの (被髪 袒身 礼度に 依らざる者).
ひはつとは髪の毛を結ばぬこと。たんしんとは肩などの肌をあらわにすること。れいどによらざるとは、礼儀を守らないこと。
 
8.
さでん(左伝). 
しゅんじゅうさしでん(春秋左氏伝)の略称。史実に重点を置いた倫理秩序の書。

9.
へいおう (平王).
にし しゅうおうちょう(西周王朝)の第13代の王。

10.
いせん (伊川)
中国の地名。
 
11.
阮藉.
中国の有名な詩人のこと。

12.
ほうとう さんたい (蓬頭 散帯).
頭髪をぼうぼうと生やし、帯をだらしなく締め、気違いじみた格好をするさま。

13.
くげ (公卿).
調停に仕える貴族の総称。日本においては摂政、関白、大臣までをいう。

14.
どこう(奴苟) あい はずかしむる.
どこうとは卑しい身分の者。礼儀を無視して、乱暴な言葉を使い、辱め合うこと。

15.
司馬 氏.
曹操に仕え、しょかつこうめい(諸葛孔明)と戦った仲達のこと。子孫が晋王朝を立てたが4代で滅んだ。

16.
慈覚大師の入唐巡礼記.
慈覚大師が日本から中国に渡り、巡礼した10年間の日記。

17.
ぶそうこうてい (武宗皇帝).
唐の時代の第15代皇帝。念仏を重んじたが、外敵の侵入や内乱が続発した。その結果、仏教排斥に転じ、仏寺4万6000余を破壊し、僧侶を還俗させるという仏教弾圧をおこなった。

18.
しょうきょうじの きょうぞうほっし (章敬寺の 鏡霜法師).
中国の唐の時代の念仏の寺と僧のこと。詳細は不明。

19.
じゅんりん (巡輪).
巡り、回ること。

20.
かいこつこく (回鶻国).
トルコ系の部族の国。しばしば漢民族をおびやかした。

21.
河北の 節度使.
かほくとは黄河の北方の地のこと。せつどしとは、唐王朝が異民族の侵入を防ぐために大軍を配置したが、その司令官のこと。やがて、せつどしは、強大な軍事力を背景に唐王朝に脅威を及ぼす存在になる。

22.
大蕃国.
チベットのこと。唐の属国になったが、唐の統制が緩むと、それに応じて離反した。

23.
秦項の代.
しんは周時代の末の国であったが16年間で滅びている。戦乱が絶えることなく、民衆が困窮のどん底に陥ったことを「しんこうのよ」という。

24.
ゆうり (邑里).
村のこと。

25.
遂に 以て 事有り.
病死したとの意味。

26.
彼の 院の 御事.
後鳥羽上皇が鎌倉幕府を倒そうとして承久の乱が起こり、朝廷側が惨敗したこと。

□語句解説 9へ

○立正あんこく論 ひらがな文 8へ

◎立正あんこく論 ひらがな漢字交互文 8へ

◇立正あんこく論 目次へ

ブログトップへ
[PR]
by hiraganagosho | 2013-05-11 11:18 | 立正あんこく論
□立正あんこく論 語句解説7
(ごしょ24ページ5行目から15行目)

1.
四論の講説.
インドの竜樹菩薩の中観論、十二門論、大智度論と、だいば菩薩とせしん菩薩との共著である百論の四つの論を学んだとの意味。

2.
ねはん(涅槃)の広業.
道綽は、ねはんぎょうを捨てて浄土宗に移った。ねはんぎょうは40巻、浄土きょうは4巻であり、対比させて広業と表現している。

3.
恵心僧都.
比叡山の第18代座主の弟子の恵心のこと。僧都とは、高い位の僧のこと。
恵心は、往生要集3巻を作り、念仏を一時宣揚した。後に悔いて、法華経信仰に戻ったが、浄土宗の門徒が恵心の往生要集をわが国の浄土宗の先駆のように崇めた。

4.
六十巻.
天台大師があらわした法華玄義 、法華文句、摩訶止観の全30巻、および妙楽が釈した法華玄義釈籤 、法華文句記、まかしかんぶぎょうでんぐけつ(摩訶止観輔行伝弘決)の全30巻、合わせて60巻のこと。

5.
八宗.
華厳、三論、ほっそう(法相)、倶舎 、成実、律、真言、天台の八宗のこと。

6.
出離の趣.
成仏のこと。

7.
一夢の れいおう(霊応). 
法然は、善導の教えの極楽往生が疑いないことを信じ、かつ、念仏の布教の是非を神秘の霊感によってためそうとして、夢の中で金色の善導に会い 念仏ぐつうの許可を得たという。

8.
しえい(四裔)の 親疎に ひろむ. 
しえいとは、四方向の遠き果ての意味。国中に念仏信仰が広がったことをいっている。

9.
せいし(勢至)の 化身.
弟子たちが法然を、阿弥陀仏の脇士である せいし菩薩の化身と賛嘆したもの。

10.
じゅっぽうの 貴賎 頭を たれ
天皇を含むあらゆる人たちが念仏に帰依したことを述べている。

11. 
聖代の 時
法然が念仏を広めた時期を指す。

□語句解説 8へ

○立正あんこく論 ひらがな文 7へ

◎立正あんこく論 ひらがな漢字交互文 7へ

◇立正あんこく論 目次へ

ブログトップへ
[PR]
by hiraganagosho | 2013-05-11 10:27 | 立正あんこく論
□立正あんこく論 語句解説 6
(ごしょ22ページ2行目から24ページ4行目)

1.
後鳥羽院の ぎょうに 法然と いうもの 有り.
第82代の後鳥羽院天皇の時代に、法然という僧侶がいた。

2.
せんちゃくしゅう(選択集).
法然が代表の著作物で、浄土宗の教義を書いた書物。

3.
じゅっぽう(十方).
東西南北、東北、東南、西北、南西に上下(天と地)を合わせてじゅっぽうという。

4.
道綽禅師 聖道 浄土の 二門を 立て.
道綽禅師とは、中国浄土宗の第4祖の僧。この中国浄土宗が聖道門と浄土門を立てた。
中国浄土宗では、この世で悟りを開き 成仏するための修行を聖道門と呼び、あの世の極楽に往生する修行を 浄土門と呼んだ。
この道綽禅師は、法華経を含まない にぜんきょうのことを聖道門と言っているにもかかわらず、日本浄土宗の始祖である法然は、法華経も含めて我見で批判した。

5.
密大 および 実大をも そんすべし. 
密大とは 真言宗の秘密のきょう(だいにちきょうなど)が優れた経典であり、他の経典を低い教えとして卑しんだもの。実大とは、天台大師が 法華経が 実大のきょう(じっきょう)とし、他の ニゼンきょうを 方便の低い教えとしたもの。
法然は、この真言の教えも天台の教えも 聖道門に属すのであるから、浄土門に劣ると 主張した。

6.
仏心. 
禅宗のこと。

7.
華厳 三論 ほっそう じ論 じょう論.
華厳とは 華厳宗のこと。三論とは ねはんぎょうを主とした「一切皆くう」の教えを主にしている宗派。ほっそうとは 法相宗のことで、主に華厳きょうを主としている。じろん (地論) とは じろん宗のこと。この じろん宗は、中国で一時流行したが、やがて華厳宗に吸収された。じょうろん(摂論)とは じょううろん宗のことで、のちに法相宗に吸収された。

8.
どんらんほっし(曇鸞法師). 
中国念仏宗の開祖。念仏を易行道とし、修行しやすい道と定め、他の経典(ごんだいじょうきょう)を 修行しがたい道と排斥した。

9.
竜樹菩薩の十住毘婆沙. 
竜樹菩薩が表わした 大乗経典の十住毘婆沙論のこと。

10.
あびばっち(阿毘跋致). 
梵語のアビバチカの写音で、不退転のこと。どんな誘惑や迫害があっても退転しない境涯のこと。

11.
善導ワショウ. 
中国浄土宗の僧侶。ゼンドウワショウ(善導和尚)は、浄土の法門を30年演説したが、気がくるって 柳の木の上から 極楽往生するために 飛び降り自殺をはかった。結果 死ねず、7日7夜 くるしみぬいて死去した。

12. 
観きょう(観経). 
浄土三部きょうの1つ。方等部に属し、釈尊が 神通力をもって じゅっぽうの浄土を示したところ、あじゃせ王の母が西方極楽浄土を選んだことが語られた経典。釈尊はこのとき 阿弥陀仏と極楽浄土を説くが、母の悩みには根本的に答えていない。(悩みの解決にはなっていない)

13. 
みだ(弥陀).
阿弥陀如来のこと。さいほう極楽浄土の教主。
仏の説に歓喜し、信心の心を起こして、王位を捨てて僧となった法蔵比丘が、国土を荘厳し浄化することを願い、この願いを成就した結果 阿弥陀如来となる。そのぶっ国土は、さいほう(西方)十万億のぶっ国土を過ぎたところにあるという。念仏宗はこれを用いているが、この経典にある「唯 五逆と 誹謗しょうほう とを除く」という部分を隠している。

14.
せてん(世天)
諸天善じんのこと。

15.
百即百しょう(百即百生). 
念仏を唱えれば、百人が百人 極楽浄土に往生できるとの邪義。

16.
千中無一.
善導ワショウが立てた邪義。浄土三部きょう以外の経典を雑行として仏説を誹謗したもの。どんなに どくじゅしても千人のうちに1人も成仏できないとした。

17.
ほうじょうじゅうきょう(法常住経).
訳者不明の経典。「法は常住なり。仏あるも、仏なきも、法の住するは もとのごとし」とある。

18.
じょうさんのもん(定散の門). 
観無量じゅきょうに、極楽浄土へ往生する修行方法を説いている。この修行は まっぽうの 修行方法ではない。これを 法然は まっぽうの修行方法と主張した。

19.
さんじん(三心).
誠実な心、深い心、回向を願う強い心をいう。

20.
法華真言.
天台宗が真言宗の邪法に侵されて、法華と真言の混血のようになっていた。

21.
或は 捨て 或は 閉じ 或は さしおき 或は なげうつ 此の 四字.
捨閉閣抛のこと。

22.
五逆.
父を殺す、母を殺す、あらかんを殺す、破和合僧、仏の血を流すの5つの大罪。
あらかんとは 「世の尊敬を受けるに値する人」の意味。聖者をいう。

23.
かいもん(誡文).
教え。戒めの文章のこと。

24.
みょうくにいって(冥衢にいって).
「暗い道に入って」の意味。正しい仏法を見失って邪教に惑わされるさま。

25.
どうもうをうたず(瞳矇を ウたず).
どうもうとは、事理に暗いこと。「どうもうをうたず」とは、目を開かせないという意味。

26.
伝教.
伝教大師、最澄のこと。日本国天台宗の開祖。

27.
ぎしん(義真).
伝教の跡をついで 比叡山の座主となった。中国語が話せたことから、伝教の にゅう唐に 通訳として随伴した。

28.
慈覚.
比叡山第3の座主。天台宗に真言の悪法を取り入れた。真言宗に対抗し、台密を立てた。

29.
智証.
比叡山第4の座主。第3代の慈覚より さらに真言の悪法を重んじた。

30.
一朝.
日本のこと。

31.
けかい(華界).
僧院、寺院、仏閣のこと。

32.
れんぐう(蓮宮).
けかいと同じ意味。寺院のこと。

33.
げんとう(現当).
現世 および 来世のこと。

34.
虚空 地蔵.
虚空菩薩と地蔵菩薩のこと。虚空菩薩とは、大きな慈悲、人を利し 生かす菩薩のこと。地蔵菩薩は、六どうの衆生を導く菩薩のこと。

35.
ぐんごうをよせて(郡郷を寄せて).
寺院のために、天皇や将軍が広大な土地を寄進すること。ぐんこうとは、1郡、1ごうという単位の土地のこと。

36.
さいどのぶっだ(西土の仏駄).
阿弥陀如来のこと。

37.
くぶつ(供仏).
仏に供養すること。

38.
せそう(施僧).
僧に 金銭や食物を 供養すること。

39.
がしょうの けむり おい(瓦松の 煙 老い).
屋根の瓦に苔が生えて松のように見えるさま。また、家から昇るかまどの煙もほそぼそとして活気がないこと。

40.
住持.
寺の住職になること。

41.
円を 捨てて 偏を 好む.
円とは完璧な教え、偏とはかたよった低俗な教えのこと。

42.
かのばんき(彼の 万祈).
様々な宗教で祈祷をおこなっていること。

□語句解説 7へ

○立正あんこく論 ひらがな文 6へ

◎立正あんこく論 ひらがな漢字交互文 6へ

◇立正あんこく論 目次へ

ブログトップへ
[PR]
by hiraganagosho | 2013-03-24 21:38 | 立正あんこく論
○立正あんこく論 ひらがな文 13

きゃくの いわく 
こんじょう ごしょう だれか つつしまざらん だれか したがわざらん 
この きょうもんを ひらいて つぶさに ぶつごを うけたまわるに ひぼうの とが いたって おもく きぼうの つみ まことに ふかし. 
われ いちぶつを しんじて しょぶつを なげうち さんぶきょうを あおいで しょきょうをさしおきしは これ しきょくの おもいに あらず 
すなわち せんだつの ことばに したがいしなり 
じゅっぽうの しょにんも また また かくの ごとく なるべし 
いまの よには しょうしんを ろうし らいせには あびに だせんこと もん あきらかに り つまびらかなり うたがう べからず 
いよいよ きこうの じかいを あおぎ ますます ぐきゃくの ちしんを ひらけり 
すみやかに たいじを めぐらして はやく たいへいを いたし まず しょうぜんを やすんじて さらに ぼつごを たすけん 
ただ わが しんずるのみに あらず また たの あやまりをも いましめんのみ 

○ひらがな文 終了

◎立正あんこく論 ひらがな漢字交互文 13へ

□立正あんこく論 語句解説 13へ

◇立正あんこく論 目次へ 

ブログトップへ 
[PR]
by hiraganagosho | 2013-03-16 21:45 | 立正あんこく論

自在会のかたが利用できる 日蓮だいしょうにん ごしょブログ


by hiraganagosho