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カテゴリ:椎地四郎殿御書( 4 )

椎地四郎殿御書 目次

 ※まだひらがな訳を含め未完成です。 

■椎地四郎殿御書 背景と大意(□語句解説含む)へ

○椎地四郎殿御書 ひらがな文へ

◎椎地四郎殿御書 ひらがな漢字 交互文へ

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by hiraganagosho | 2013-06-09 13:03 | 椎地四郎殿御書
■しいちしろうどのごへんじ (背景と大意)
日蓮だいしょうにん ごしょ全集 1448ページ1行目から 1449ページ5行目まで。

以下の内容は、創価学会・仏教哲学大辞典(2000年11月発刊)と、だいびゃく蓮華(2013年5月号)を参考にまとめたものです。

■背景と大意

本抄は、だいしょうにん40歳の御時、門下の椎地四郎に与えられた御書です。
別名を「にょととくせん御書」といいます。
この御書が書かれたのは弘長元年4月28日です。
伊豆流罪の法難の二週間前に書かれました。

内容は、「まっぽうには 法華経の行者 必ずしゅったいすべし」、「大難きたりなば ごうじょうの信心 いよいよ よろこびをなすべし」、「大難なくば法華経の行者にはあらじ」としたためられ、迫りくる大難との闘争の決意を促す内容になっています。
当時、法華経を読んだり、書写したりして、形式上で法華経を信仰する人は沢山いました。しかし、自らの利益のみを願う人ばかりでした。
万人の幸福を願い行動して、障魔と戦う人は1人もいませんでした。
唯一、日蓮だいしょうにんお一人が決然と立たれました。
「難は誉れ」と言われても、実際に「命にも及ぶ大難」を受けると疑いが生じ、信心が揺らぎます。
その中で、ぐきょうにはげむ椎地四郎を過去からの師弟の宿縁が深いと讃嘆され、その行為が如来の行いであるとご指南されています。

現在の私たちも同じで、ぶっぽう対話、ぐきょうを実践すれば障魔は競い起こります。
けれど、その闘いの功徳として、生死を悠然と渡って行くことができる「仏の境涯」を得ることができると仰せです。
池田先生は、次のようにご指導をされています。
「敵がいるからこそ強くなれる。迫害があるからこそ仏になれる。境涯をひらけるか、大福運を積めるか、本物のこうふの指導者に立てるかどうか。
魔が競い起こる時こそ、その重大な境目なのです。
故に、勇気を奮い起こして戦う以外にない」
(2013年だいびゃく蓮華5月号68頁)
戦えば三類の強敵が出現する。しかし、戦わなければ、こんじょう、さんぜのしょうろうびょうしを乗り越えられる命を作ることができない。故に戦うしかない。
私たちも、この決意で生涯不退転で信心を全うしたいものです。

□語句の解説

1.
師曠が 耳 離婁が 眼.
師曠とは中国の周時代の有名な音楽家。
離婁は中国の伝説上の人物。百歩はなれたところからも細かい毛が見えたという。
すなわち、耳と目とが良いことのたとえ。
2.
にゃくぜ ぜんなんし ぜんにょにん ないし しそくにょらいし.
法華経法師ほん第10に説かれる「もしこの善男子・善女人は、わが滅度ののち、よくひそかに1人のためにも法華経の一句を説くならば、まさにこの人は如来の使いである」との文を指す。
3.
彼岸.
しょうじ(生死)の世界を悟った境涯を彼岸という。
対して 悟れない迷いの状態を此岸という。
4.
ぎょうちむへん(巧智無辺).
巧妙な知恵が無辺であること。
5.
しょうじきしゃごん(正直捨権).
正直にごんを捨てる と読む。
ごんとは ごんきょうのことで、法華経以外の方便の経典のこと。
6.
醍醐 いちじつ.
醍醐とは、醍醐味のことで最上の味のこと。
いちじつとは、唯一無二の教え、すなわち法華経を指す。
7.
諸法実相.
森羅万象の諸法、じゅっかいの生命が、すなわち妙法蓮華きょうのとうたいであること。
8.
いしんとくにゅう(以信得入).
信をもって入ることの意。法華経比喩ほん第3にある。
智慧第一とよばれた舎利弗でさえ、法華経にはただ信のみによって入ることができた。
9.
かんがい 相応して.
はことふた。両者が相応じて一体となっているもののたとえ。
10.
にょととくせん(如渡得船).
渡りに船を得るの意。

△語句の ひらがな漢字交互

にょととくせんごしょ(如渡得船御書)
にゃくぜ ぜんなんし ぜんにょにん ないし しそくにょらいし(若是 善男子 善女人 乃至 則 如来使)
しょうじきしゃごん(正直捨権)
いちじつ(一実)
じゅっかい(十界)
とうたい(当体)
かんがい(函蓋)
しょうろうびょうし(生老病死)
さんしょうしま(三障四魔)

○椎地四郎殿御書 ひらがな文へ

◎椎地四郎殿御書 ひらがな漢字交互文へ

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by hiraganagosho | 2013-06-09 13:01 | 椎地四郎殿御書
○しいじ しろうどの ごしょ 
こうちょう がんねん しがつ よんじゅっさい おんさく
 
せんじつ おんものがたりの ことに ついて かの ひとの ほうへ あいたずね そうらいし ところ 
おおせ そうらいしが ごとく すこしも ちがわず そうらいき 
これにつけても いよいよ はげまして ほけきょうのくどくを えたもうべし 
しこうが みみ りろうが めの ように きき みさせ たまへ 
まっぽうには ほけきょうの ぎょうじゃ かならず しゅったいすべし ただし だいなん きたりなば ごうじょうの しんじん いよいよ よろこびを なすべし 
ひに たきぎを くわえんに さかんなること なかるべしや 
たいかいへ しゅうる はいる されども たいかいは かわの みずを かえすこと ありや  
ほっけ たいかいの ぎょうじゃに しょかわの みずは だいなんの ごとく はいれども かえすこと とがむること なし 
しょかわの みず はいること なくば たいかい あるべからず だいなん なくば ほけきょうの ぎょうじゃには あらじ 
てんだいの いわく しゅうる うみに はいり たきぎ ひを さかんにす と うんぬん  
ほけきょうの ほうもんを 1もん 1く なりとも ひとに かたらんは かこの しゅくえん ふかしと おぼしめすべし 
きょうに いわく やく ふもん しょうぼう にょぜにん なんど と うんぬん 
このもんのこころは しょうほうとは ほけきょうなり この きょうを きかざるひとは どし がたしと いう もんなり 
ほっしぼんには にゃくぜ ぜんなんし ぜんにょにん ないし そく にょらいし と とかせ たまいて 
そうも ぞくも あまも おんなも 1くをも ひとに かたらん 
ひとは にょらいの つかいと みえたり きへん すでに ぞくなり ぜんなんしの ひとなるべし 
この きょうを 1もん 1く なりとも ちょうもんして たましいに そめん ひとは しょうじの たいかいを わたるべき ふねなるべし 
みょうらくだいし いわく 1くも たましいに そめぬれば ことごとく ひがんを たすく しゆい しゅうしゅう ながく しゅうこうに ゆうたりと うんぬん 
しょうじの たいかいを わたらんことは みょうほうれんげきょうの ふねに あらずんば かなうべからず 
そもそも ほけきょうの にょととくせんの ふねと もうす ことは きょうしゅ だいかくせそん ぎょうちむへんの ばんしょうとして 4み 8きょうの ざいもくを とりあつめ 
しょうじきしゃごんと けずりなして じゃしょう いちにょと きりあわせ 
だいご いちじつの くぎを ちょうと うって しょうじの たいかいへ おしうかべ 
ちゅうどう いちじつの ほばしらに かいにょ 3000の ほを あげて しょほうじっそうの おいてをえて  
いしん とくにゅうの いっさいしゅじょうを とり のせて しゃかにょらいは かじをとり たほうにょらいは つなでを とりたまえば 
じょうぎょうとうの 4ぼさつは かんがい そうおうして きりきりと こぎ たもう ところの ふねを にょととくせんの ふねとは もうすなり 
これに のるべきものは にちれんが でし だんな とうなり よくよく しんじさせ たまえ 
しじょうきんごどのに けさん そうらわば よくよく かたり たまい そうらえ 
くわしくは またまた もうすべく そうろう 
きょうきょう きんげん 
しがつ28にち にちれん かおう 
しいち しろう どのえ 

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by hiraganagosho | 2013-06-03 21:08 | 椎地四郎殿御書
◎しいじしろうどのごしょ  ひらがな漢字交互文
(ごしょ1448ページ1行目から1448ページ5行目)

しいじ しろう どの ごしょ. 
椎地 四郎 殿 御書. 

こうちょう がんねん しがつ よんじゅっさい おんさく. 
弘長 元年 四月  四十歳 御作. 

せんじつ おんものがたりの ことに ついて かの ひとの ほうへ あいたずね そうらいし ところ. 
先日 御物語の 事に ついて 彼の 人の 方へ 相尋ね 候いし 処. 

おおせ そうらいしが ごとく すこしも ちがわず そうらいき. 
仰せ 候いしが 如く 少しも ちがはず 候いき. 

これにつけても いよいよ はげまして ほけきょうのくどくを えたもうべし. 
これにつけても いよいよ はげまして 法華経の 功徳を 得 給うべし. 

しこうが みみ りろうが めの ように きき みさせ たまへ. 
師曠が 耳 離婁が 眼の やうに 聞 見させ 給へ. 

まっぽうには ほけきょうの ぎょうじゃ かならず しゅったいすべし ただし だいなん きたりなば ごうじょうの しんじん いよいよ よろこびを なすべし. 
末法には 法華経の 行者 必ず 出来すべし 但し 大難 来りなば 強盛の 信心 弥弥 悦びをなすべし. 

ひに たきぎを くわえんに さかんなること なかるべしや. 
火に 薪を くわへんに さかんなる事 なかるべしや. 

たいかいへ しゅうる はいる されども たいかいは かわの みずを かえすこと ありや.  
大海へ 衆流 入る されども 大海は 河の 水を 返す事 ありや. 

ほっけ たいかいの ぎょうじゃに しょかわの みずは だいなんの ごとく はいれども かえすこと とがむること なし. 
法華 大海の 行者に 諸河の 水は 大難の 如く 入れども かへす事 とがむる事 なし. 

しょかわの みず はいること なくば たいかい あるべからず だいなん なくば ほけきょうの ぎょうじゃには あらじ. 
諸河の水 入る 事なくば 大海 あるべからず 大難 なくば 法華経の 行者には あらじ. 

てんだいの いわく しゅうる うみに はいり たきぎ ひを さかんにす と うんぬん.  
天台の 云く 衆流 海に 入り 薪火を 熾んにす と 云云. 

ほけきょうの ほうもんを 1もん 1く なりとも ひとに かたらんは かこの しゅくえん ふかしと おぼしめすべし. 
法華経の 法門を 一文 一句 なりとも 人に かたらんは 過去の 宿縁 ふかしと おぼしめすべし. 

きょうに いわく やく ふもん しょうぼう にょぜにん なんど と うんぬん. 
経に 云く 亦 不聞 正法 如是人 難度 と 云云. 

このもんのこころは しょうほうとは ほけきょうなり この きょうを きかざるひとは どし がたしと いう もんなり. 
此の 文 の意は 正法とは 法華経なり 此の 経を きかざる 人は 度し がたしと 云う 文なり. 

ほっしぼんには にゃくぜ ぜんなんし ぜんにょにん ないし そく にょらいし と とかせ たまいて. 
法師品には 若是 善男子 善女人 乃至 則 如来使と 説かせ 給いて. 

そうも ぞくも あまも おんなも 1くをも ひとに かたらん. 
僧も 俗も 尼も 女も 一句をも 人に かたらん. 

ひとは にょらいの つかいと みえたり きへん すでに ぞくなり ぜんなんしの ひとなるべし. 
人は 如来の 使と 見えたり 貴辺 すでに 俗なり 善男子の 人なるべし. 

この きょうを 1もん 1く なりとも ちょうもんして たましいに そめん ひとは しょうじの たいかいを わたるべき ふねなるべし. 
此の 経を 一文 一句 なりとも 聴聞して 神に そめん人は 生死の 大海を 渡るべき 船なるべし. 

みょうらくだいし いわく 1くも たましいに そめぬれば ことごとく ひがんを たすく しゆい しゅうしゅう ながく しゅうこうに ゆうたりと うんぬん. 
妙楽大師 云く 一句も 神に 染ぬれば 咸く 彼岸を 資く 思惟 修習 永く舟航に 用たり と云云. 

しょうじの たいかいを わたらんことは みょうほうれんげきょうの ふねに あらずんば かなうべからず. 
生死の 大海を 渡らんことは 妙法蓮華経の 船に あらずんば かなふべからず. 

そもそも ほけきょうの にょととくせんの ふねと もうす ことは きょうしゅ だいかくせそん ぎょうちむへんの ばんしょうとして 4み 8きょうの ざいもくを とりあつめ. 
抑 法華経の 如渡得船の 船と 申す 事は 教主 大覚世尊 巧智無辺の 番匠として 四味 八教の 材木を 取り集め. 

しょうじきしゃごんと けずりなして じゃしょう いちにょと きりあわせ. 
正直捨権と けづりなして 邪正 一如と きり合せ. 

だいご いちじつの くぎを ちょうと うって しょうじの たいかいへ おしうかべ. 
醍醐 一実の くぎを 丁と うつて 生死の 大海へ をしうかべ. 

ちゅうどう いちじつの ほばしらに かいにょ 3000の ほを あげて しょほうじっそうの おいてをえて.  
中道 一実の ほばしらに 界如 三千の 帆を あげて 諸法実相の おひてをえて. 

いしん とくにゅうの いっさいしゅじょうを とり のせて しゃかにょらいは かじをとり たほうにょらいは つなでを とりたまえば. 
以信 得入の 一切衆生を 取り のせて 釈迦如来は かぢを取り 多宝如来は つなでを 取り給へば. 

じょうぎょうとうの 4ぼさつは かんがい そうおうして きりきりと こぎ たもう ところの ふねを にょととくせんの ふねとは もうすなり. 
上行等の 四菩薩は 函蓋 相応して きりきりと こぎ 給う 所の 船を 如渡得船の 船とは 申すなり. 

1449ページ2行目

これに のるべきものは にちれんが でし だんな とうなり よくよく しんじさせ たまえ. 
是に のるべき者は 日蓮が 弟子 檀那 等なり 能く能く 信じさせ 給へ. 

しじょうきんごどのに けさん そうらわば よくよく かたり たまい そうらえ. 
四条金吾殿に 見参 候はば 能く能く 語り 給い 候へ. 

くわしくは またまた もうすべく そうろう. 
委くは 又又 申すべく 候. 

きょうきょう きんげん. 
恐恐 謹言. 

しがつ28にち にちれん かおう. 
四月 二十八日 日蓮 花押. 

しいち しろう どのえ. 
椎地 四郎 殿え. 


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by hiraganagosho | 2013-06-03 06:28 | 椎地四郎殿御書

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